コラム Column

ライターこぼれ話

「マズイ」のに売れたのはなぜ?

2015年11月11日 執筆

ライター@岐阜 悠木です。

インパクトのあるキャッチコピーとして有名なのが
「まずい!もう一杯!!」
という青汁のCM。

当時、かなり話題になったのを覚えています。

今、冷静に見ても、とても良いコピーだと思います。

しかし、普通に考えると、
健康食品だとはいえ、飲み物にたいして「まずい」
というのは、マイナスイメージになるはずです。
それなのに、なぜヒットしたのでしょう。

ちょっとしたこぼれ話ですが、
もともと設定されていたコピーは
「うまい!もう一杯!!」
というものだったのでそうです。
ところが、実際に青汁に飲んだ俳優さんが
思わず本音で「まずい!」と言ってしまったのだとか。

では、改めて・・・

うまい!もう一杯!!
まずい!もう一杯!!

どちらがヒットすると思いますか?

断然後者でしょう。
前者はごく普通で印象に残りません。

後者がヒットした理由は、
第一に、まず予想外のコメントに対する
「驚き」という感情の動きが発生すること。
この感情の動きはとても重要です。
感情の動きがあると記憶に残りやすいのです。
これは医学的にも解明されていたと思います。
たしか、記憶の場所と感情の場所が近いとかそんな理由だったはずです。

第二に、そんなにまずいの?
という好奇心を刺激すること。

第三に、健康食品という性質上、
良薬口に苦しという言葉があるように、
「まずい=よく効く」んじゃないかという
気持ちが沸く。

という3点が挙げられると思います。

さらに、このコピーには良い点があって、
「まずい」と大々的に宣伝をしているので、
実際にそれを飲んでまずいと思った人が
味に対してクレームを出さない
ということもあります。

刺激的過ぎて、使うには勇気のいるコピーですが、
なぜヒットしたのかをしっかり考えてみると、
売れて然りのコピーだったのだと思います。

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