コラム Column

悠々読書記

櫻子さんシリーズ2:櫻子さんの足下には死体が埋まっている-骨と石榴と夏休み-:太田紫織<小説>

2015年11月19日 執筆

2015年10月28日読了
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

作者:太田紫織
出版社:角川文庫

シリーズ2作目です。
2作目となりますが、語り手の少年の名前が覚えられません。

櫻子さんは彼のことを「少年」と呼び、
ばあやさんは「坊ちゃん」と呼び、
薔子さんは「正ちゃん」と呼びます。

私の記憶力の問題かもしれませんが、
読んでいるとき、ふと、この語り手って
どんな名前だっけ?
なんて思ってしまいます。

とはいえ、こういった呼ばれ方の違いを
明確に出すのは結構好きです。
これだけで、呼ぶ人のキャラクター性や
呼ばれる人の立場なんかが見えてきていいですね。

さて、今回の作品は、

プロローグ
第壱骨 夏に眠る骨
第弐骨 あなたのおうちはどこですか
第参骨 殺されてもいい人
エピローグ

という3本の短編を中心に構成されています。

正太郎くんの夏休み前から夏休みにかけての
出来事が描かれているのですが、
こうしてみると、
わずかな間に正太郎くんは色々なアクシデントに
見舞われていますね。

櫻子さんの許嫁は一作目から名前は登場しますが、
本人は登場しません。
今回も近くまで来ていたのに登場しませんでした。
さて、いつになったらご本人登場となるのか。
ずっと登場しないのか。

そして一作目から変わらず、北海道の観光案内のような
描写が随所に見られます。

ちょっと気になるのは、
正太郎くんが普通の高校生なのに
妙に古めかしい言い回しが見られたりすること。
方言なのかな?それとも、おじいちゃん子という
設定からなのかな?なんて考えてみたり。

そして、やけにお金持ちがいっぱい登場すること。
なぜ、正太郎くんのまわりにはお金持ちが多いのか。
櫻子さんがそうだから、必然的にその関連の人たちに
なるからかもしれませんが、
正太郎くんもそこそこ裕福なお家のようですし。
(自覚はないようですが)

今後、どんなお金持ちが出てくるのか
楽しみですね。

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