コラム Column

悠々読書記

小説の書きかた:須藤靖貴<小説>

2015年11月26日 執筆

2015年11月13日読了
小説の書きかた

作者:須藤靖貴
出版社:講談社

「小説の書きかた」なんてタイトルなのに、
how-toコーナーではなく、小説のコーナーに
置いてあったことに興味を抱いて手に取りました。

高校の文学部に所属する男女4人が協力して小説を書き、
文学賞に応募するというストーリーの小説です。

本を読むのが遅い私でも夜寝る前の時間で
2日間で読めたので、読みやすい作品だと思います。

さて、そもそも私は本の感想などを書くのが好きではありません。
学生のころも読書感想文が大の苦手でした。

好きか嫌いか、それ以上何が必要なの?
というタイプです。

実際、本を読む量が増えたのは社会人になってから。
本から作者の意図を読み取れとか、
どこが一番良かったのか発言せよ、
なんて強制がなくなって、ただ、読めばいいという
環境になってからです。

そんな私が、こうして読んだ本について書くようにしたのは
自分自身、流して読んでいた本をもう少ししっかりと
読むようにしたいと考えるようになったからです。
自分で自分に課題を出して取り組んでいます。

言葉の選び方、話の流れ、伏線や描写など、
きちんと分析しながら読むようにしたいと
考えたからです。
とはいえ、まだそれはできていませんが。

言葉を書くことを生業にしていますが、
自分は感覚的に「なんとなくこっちがいい」と
言葉を選択している感じです。
だから、自分の書いている文章を論理的に説明することができません。
それではいけないと思っていましたが、
なかなか抜け出せませんでした。
だから、本を読み、それを分析することで
自分が書く文章に生かしていけるように、
というレーニングの一環なのです。

さて、長い前置きでしたが、
この本では高校生たちがリレー形式で小説を仕上げていく
ストーリーです。その中で様々な手法(ポイント)が
説明されています。
そして、読んでいて言葉一つ一つを大切にしていくことが
重要なのだということを改めて感じさせられました。
この本では小説を書いていますが、
誰かの言葉を代弁する私の仕事も同様です。
なんだか、とても身につまされるお話でした。

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