コラム Column

悠々読書記

櫻子さんシリーズ5:櫻子さんの足下には死体が埋まっている-冬の記憶と時の地図-:太田紫織<小説>

2015年12月01日 執筆

2015年11月16日読了
櫻子さんの足下には死体が埋まっている冬の記憶と時の地図

作者:太田紫織
出版社:角川文庫

これまで、短編が3本という構成でしたが、
初めての長編1本という構成でした。
最後に、短いお話がオマケで付いていましたけどね。

前作の最後の短編で残した謎の回収話でした。
とはいえ、まだこの話でも完全な解決を迎えていないので、
次巻以降に続くといったところでしょうか。

この本では、通常通りの正太郎君が語り手となる話の間に
櫻子さんの叔父さんが語り手となる部分が挟み込まれます。
叔父さんが昔残した事件ファイルを手掛かりに
過去の事件を解決するので、
現在と過去を平行して読ませる形をとっています。

特に冒頭からしばらくは、その区切りがわかりづらく、
誰がどこの話をしているのか理解するのに戸惑います。
一度最後まで読んで、もう一度最初から読み直せば、
ようやくしっかりと理解して読める・・・という感じでしょうか。

過去も現在も平行して進んでいる感を出したくて
敢えてこのような書き方をしたのかもしれませんが、
わかりづらさの方が先に立ってしまうように感じます。

個人的は、前巻までの短編を積んでいく話の方が
好きでしたが、今後は最大の謎「花房」を中心に
長編で攻めるんでしょうかね。

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