コラム Column

悠々読書記

私を金欠にさせるつもりですか?<ポケットに物語を入れて>:エッセー

2015年12月14日 執筆

ポケットに物語を入れて

作者:角田光代
出版社:小学館

対岸の彼女 (文春文庫)」や「八日目の蝉 (中公文庫)」などの著作で知られる
作家、角田光代さんが様々
な書籍に関する「解説」が
まとめられた一冊です。
解説と言っても、作品の良し悪しやテクニックについて
ウンチクを語られているようなものではなく、
それを読んだ角田光代さんの感想や体験などが綴られた
エッセーに近いもののように感じます。

さて、私がなぜこの本を手に取ったかといえば、
復活した本サイトで、このように読んだ本の
感想文のようなものを書いていますが、
正直、何をどう書いていいのかわからなかったからです。

そもそも、学生時代から読書感想文というものが
とても苦手でした。
そんな下手くそな感想文を載せたところで、
読む人は苦痛を感じるだけでしょう。

本のあらすじの説明なんて、
わざわざ私がするまでもなく、
書籍の帯やアマゾンのページ内に掲載されています。

書くことがないからといって、
適当に書いてしまって「ネタバレ」してしまっては
まだ読んでいない方に申し訳ありません。

じゃぁ、一体、本を読んで、
何を書けばいいのさ!と行き詰まっていたとき、
この本と出会ったのです。
まさに神の啓示とも言える一冊でしょう。

読んでいくと、作者がその本の著者のファンであることや
本と出合った時の状況、一見、本とは関係のないような
引っ越しの話など、あらすじもネタバレもないのに、
その本がどれほど魅力的なのかが綴られていました。

読み進めながら、
「お、これは買って読んでみなくては」
とメモをとったり、
早々に注文しちゃったり・・・
そんなわけで、読みたい本がさらに増え、
金欠になることが確定してしまいました。
とても罪作りな本です。

この本の中で、80冊を超える本が紹介されているのですが、
私が読んだことがある本はたった2冊。
世の中には本当に数えられないほどの本があり、
そのすべてを読むことはできないとわかっていますが、
さすがに2冊しか読んでいなかったことに
愕然としました。

文字を扱う仕事をしている端くれとして、
もう少し本を読まなくては、と痛感しました。

人によって、本の好き嫌い(苦手)はあるものです。
それでも、「好き」か「嫌い(苦手)」は関係なく、
言葉、文章にもっともっと敬意を払わなくてはいけないと
心に刻みました。

以降、このコラムの内容が
劇的に変化する・・・かは保証できませんが。

読了:2015年12月6日

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